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2025/07/18 08:11 |
LDKとキッチン

住まいの中で、大量に水蒸気を発生している場所がキッチンです。

最近、キッチンは1つの部屋として、仕切られた環境にするというのが少なくなって、リビングやダイニングとワンフロアにして、対面式のオープンキッチンが採用されることが多くなりました。キッチンは、ガスコンロやIHクッキングヒーターでお湯を沸かしたり、煮物を作ったりすることで、大量の水蒸気が発生します。それだけでなく、電気炊飯器でご飯を炊く時も、食器洗い乾燥機で食器を乾燥させる時も大量に水蒸気が発生します。
これらの水蒸気が換気されないと、
LDK全体に湿気が溜まり、かなり湿度が高くなってしまいます。


私の友人は、市内東部の丘陵地に新しく造成した団地に住まいを新築することになりました。
LDKをワンフロアにして、対面式のオープンキッチンにしようと考えて、Ⅱ型のキッチンを採用しました。

最初はアイランド型キッチンを採用しようかと思いましたが、この団地は自然豊かで、公園に隣接しているという立地条件なので、その景色を住まいに取り入れたいと思いました。

そこで、壁側には、
IHクッキングヒーターや電化製品を置くキッチンカウンターにし、電気炊飯器や電子レンジなども置いています。
ダイニングに対面する方には、シンクを設置します。
壁側に
IHクッキングヒーターなどを置いたのは、眺望と換気を考えてのことでした。
立った状態で、ちょうど目線の位置に、窓を設けましたから、欅や桜などが植えられている公園を見ながら、料理をすることができます。
煮炊きで発生した水蒸気もここから、すぐに換気することができます。
ダイニング側にシンクを置いたのは、後片付けの時、家族から孤立することなく、会話ができるようにしたためです。
キッチンは、
1人でいることが多いので、換気ができるだけでなく、開放感を感じられる環境を得られるようにしたらよいと思いました。

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2014/03/29 14:52 | LDK
キッチンのトップライト

住まいの中で、1番湿気が発生するのは、浴槽に大量の湯を入れ、シャワーを使うバスルームですが、調理も大量の水蒸気を発生させてしまいます。
最近は、
LDKをワンフロアにするだけでなく、キッチンをオープンにし、ダイニングやリビングに対面させることが多くなっています。
調理によって発生する水蒸気や臭いを換気するのに、高性能の換気扇が設置されています。
もちろん、換気扇の設置は大切ですが、それと同時にキッチンの窓を考えることで、住まいの中に、水蒸気や臭いを含んだ空気を広げなくてよいです。


私の友人がすまいを新築する時、キッチンの換気について、工務店さんに相談しました。
窓で換気する時、一番効果的なのは、トップライトです。
調理をしている時の煙や水蒸気は、横に広がっていくのではなく、縦に伸びていきます。
縦に伸びて天井に達した煙や水蒸気をそのままトップライトから出すと、かなり効率が良くなります。
彼女達夫婦は料理好きで、親戚や友人が集まって、ホームパーティーもしますから、アイランド型キッチンを採用しました。
アイランド型キッチンの前に、ダイニングやリビングスペースが広がっていますから、換気がうまくできないと、ダイニングにもリビングにも水蒸気や臭いが広がっていきます。
ダイニングとリビング境目にリビング階段を設置していますから、これらの水蒸気も臭いも
2階へ上がっていきます。

キッチンの上に、トップライトを設置すると、効率的に換気できますから、水蒸気や煙の発生場所近くで、集中的に換気することができます。
住まいの中の湿度が上がることを防ぐことができます。
トップライトは、効率の良い換気だけでなく、採光も望むことができます。
友人の住まいが建つ地域は、日本でも晴天率が高く、温暖な地域なので、トップライトの良さを十分に享受できます。
昼間は、照明をつけなくても、十分です。


2014/02/04 22:31 | LDK
パントリー

昔は、住まいの中に味噌や果実酒などを保存するための冷暗所という場所がありました。
現在の住まいでは、なかなかこのような冷暗所という環境がありません。
食品保存だけでなく、普段使わない調理器具や電化製品や食器などを収納する場所として、パントリーが作られるようになりました。
パントリーも又、狭い空間であるだけでなく、食品を収納するので、どうしても、湿度が高くなってしまいます。


私の友人が住まいを新築する時、彼女は料理が好きなので、その材料や道具などを収納するパントリーを作ることを検討しました。
パン作り用の小麦粉、ナッツ、ドライフルーツ、手作りの味噌、豆類、素材缶などをわかりやすく、収納して、一目で在庫が分かるようにしたいと考えていました。
また、ジャガイモ、玉葱などの常温保存の野菜も収納したいと考えました。
キッチンに近いこともあり、この狭い空間は、どうしても、湿気がこもってしまいます。

そこで、パントリーと勝手口を組み合わせることで、風通しを良くする工夫をしました。
パントリーの一番奥に勝手口を作り、その上にハイサイドライトを設置しました。
その両端に棚を作ってもらい、収納できるようにしてもらいました。
入口は、ルーバーの折れ戸にし、閉めていても、換気できるようにしました。
もっと狭い空間でも良かったのですが、少し広めに取ったので、キッチンがすっきりしただけでなく、ものを雑然と収納するのでなく、棚に分かりやすく収納したので、結果的に風通しも良く、わかりやすいです。
住まいの北側にあるので、直接日差しが入るということはありませんから、比較的、高温になり難いです。
夏の猛暑の時期には、キッチンとダイニングのクーラーをかけると、ルーバーから冷気が入りますから、涼しくなります。
食品などを保存するのに、我が家では最適の場所になりました。


2013/09/11 15:42 | LDK
ワンフロアのLDK

住まいを新築する時、採光や風通しの良さを考えていくことが大切です。
風通しをよくするということには、いくつかの目的があります。
室温を下げ、開放感を得るだけでなく、湿度を下げることが大きい目的です。

今回は、この湿度低下に焦点をあてて、間取りについて考えていきたいと思います。
驚くことに、住まいに
1番湿気が多い時期は、新築した時です。
もともと日本は、土壌自体がかなり湿っぽいものが多かったのですが、特に、川や水田や池などを埋め立てた場所や丘陵地の斜面の造成地は、湿度の高い場所です。
また、基礎のコンクリートに含まれる水分によって、湿度が高くなります。
特に、ベタ基礎の場合、建築当時は、コンクリートで覆われますから、かなり湿度も高くなっていきます。


私の友人が住まいを新築した場所は、かつて、水田だったところです。
造成して
10年経ちますが、地面からの湿気が住まいの基礎に及ぼす影響や耐震性を考えて、ベタ基礎を採用しました。
最適な場所に床下自然換気口をつくり、空気が流れやすいように、床下換気扇を設置しました。
その上で、住まいを南北に分断する廊下をやめて、玄関ホールからすぐにワンフロアになっている
LDKに入る間取りにしました。

住まいの南側に掃き出し窓をつくり、住まいの北側にある対面式キッチンの背後の壁にハイサイドライトを設けました。
東側には、トイレ、洗面脱衣所、バスルームを設置しましたが、視界を遮るために、壁でなく、格子の間仕切りにしました。

西側の玄関には、玄関ドアの上の高い位置に横長のハイサイドライトを設け、東側にもそれぞれに窓をつけました。
部屋の入り口には、引き戸を採用しました。
普段は、開放することで、かなり風通しがよくなり、湿気がこもりやすい玄関、キッチン、トイレ、洗面脱衣所、バスルームが孤立することなく、風が流れていきます。


2013/07/12 14:55 | LDK

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