住まいを新築する時、住まいの中をすっきりと片付けるために、適所に収納を設けるように考えていきます。
例えば、プライベートルームの隣に、ウォークインクロゼットを設けることがあります。
また、キッチンのそばに、パントリーを設けて、雑多な常温保存の食品を収納します。
最近は、家族の靴や傘やスポーツ用具などを収納するために、シューズクロークを作るようになりました。
私の友人が住まいを新築する時、どうしても、シューズクロークを作りたいと思いました。
今まで、住んでいた分譲マンションでは、玄関には、シューズボックスがありましたが、収納量が少ないので、靴が溢れていました。
それだけでなく、御主人のゴルフバックや子ども達の野球道具やサッカーボールなどが置かれていましたから、それらを収納できるシューズクロークを作りたいと思いました。
シューズクロークは、外で履いていた靴を収納しますし、玄関の隣に位置していますから、工夫をしなければ、風通しがあまり良くなく、湿気がたまりやすくなってしまいます。
そこで、シューズクロークの反対側にローサイドライトを設けて、シューズクロークの壁には、ハイサイドライトをつけました。
この窓のお陰で、シューズクロークだけでなく、玄関土間も玄関ホールも風通しがよくなりました。
しかし、梅雨などの季節には、窓を開けることができません。
そこで、除湿機と扇風機をつけました。
除湿機を稼働することで、靴だけでなく、濡れた傘やコートなども乾かすことができます。
花粉の季節には、扇風機の風で、花粉を落としてから、LDKに入ります。
家族皆が、花粉症なので、これは効果的です。
住まいに収納のスペースをつくると、どうしても、隔離されたスペースのため、湿気がこもってしまい、カビや臭いの原因になります。
収納スペースの換気にも充分注意して、周辺の部屋と共に、間取りを考えていかなくてはいけません。